◆きゅうり◆ インドのきゅうりは小ぶりの瓜という感じです。皮にイボイボはない。普通、生で食べるきゅうりですが、衛生上の都合から皮をむいていただいています。輪切りにすれば、塩もみして酢の物に。種を抜いて千切りしてバンバンジーなんかに使えます。もちろんサラダにもね。種が多いのでこれを抜いてスティックに切って即席漬けの素につけるとオツな感じです。我が家のおすすめは冷やし瓜。濃い目の出汁に味噌をとき、冷蔵庫でキンキンに冷やしておく。薄い輪切りのきゅうりを塩もみし、ナスは半月に切ってゴマ油でこんがり焼く。白ゴマをたっぷりすり鉢ですり、冷やした味噌汁をいれ、きゅうり、ナスを入れ、青ジソの千切り、みょうがを散らす。冷た いご飯にかけてもいいけど、もっぱらこちらではソーメンをこの汁でたべる。ゆでたうどんでも美味しい。朝一番で味噌汁を作っておけば、昼はさほど火を使わなくても大丈夫で楽チン。
◆冬瓜(ホワイト・パンプキン)◆
同じくきゅうりのように長い瓜ですね。皮をむいて一口大に切り、だし汁で炊いて、かに餡や海老餡をかけていただくと料亭の味。種をくりぬいて穴を開け、鶏のひき肉、玉ねぎ、干ししいたけのみじん切り、グリンピースを卵白、片栗粉などでまとめて、穴に詰めて、中華スープをかけて蒸し物にします。干し貝柱などと一緒に炊いてもいけます。お味噌汁の具にもいいです。お知り合いの家では冬瓜とだし汁でゼリー寄せにして前菜にしていました。おしゃれで透明感がある彩りもきれいです。
◆レンコン(ロータス・ルーツ)◆
インド国花の蓮。インドのレンコンは細くて残念ですが、ないよりマシ。時々、泥が穴に詰まっていて泣きたくなりますが、綿棒で穴を掃除すると見事にきれいになります。薄く輪切りにして金平に。ちょっと厚めの斜め輪切りにして(面積を広げるために斜め切り)、軽く小麦粉を振り、挽肉や海老のすり身をはさんで衣をつけて揚げても美味しい。おろし金で摩り下ろして片栗粉と卵白をあわせ、塩、コショウして団子にまとめゴマをまぶして揚げる。レンコンの歯ざわりがいい、つき出しに。ゴマの変わりに海苔をまぶしてみてもいけます。お客様のときは小さな楊枝に2つほど刺してだすとといい感じです。
◆青梗菜(パクチャイ)◆
嬉しいじゃありませんか。チンゲンサイがあるなんて。INAマーケットじゃないと手に入りません。ニンニクとオイスターソースで炒めるだけで、食欲がないときもこれでご飯がすすみます。干し貝柱、干し海老と炒めあわせたらもっとリッチなお惣菜に。
◆ニラ◆
これもINAマーケットじゃないと手に入らない。ムンバイにはなかったので、北のほうじゃないと採れないのでしょうか?餃子やチヂミの名脇役。ニラ卵とじ炒めも簡単なお惣菜ですね。
◆トマト◆
インドのお日様の恵みをいっぱい受けた野菜って感じ。インドの完熟トマトは汁気は少ないが、果肉は厚くてトマトソースにはもってこいだ。3キロくらいをグツグツ魔女の気分で煮てトマトソースを作る。冷凍もきくのでたくさん作りおいている。すぐにパスタソースでなくなってしまうけど。ムンバイのときメイドのシャムラーさんは、りんごのようにくるくる皮をむき、これを丸めて薔薇の花を作って大皿料理に飾っていた。果肉が硬いからポテトサラダのカップにしても可愛いです。
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