新月の願いごとが、私の願いを実現するための貴重な道具になっているのはこのためです。新月の日に願いを込めると、自分の身に起きてほしいことが努力することなく魔法のように実現するのを、私は経験から学びました。
私の人生に実際に起きたことをご紹介しましょう。
何年か前のことです。私は自動車事故に巻き込まれ、背中をいためてしまいました。事故以来、背中の痛みは毎日消えることがなく、一年に一度か二度、痛みが激しくなると病院に行って治療するという有り様でした。
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その当時私は何人かの友人にこんなことを言ったものです。「毎朝3、4分でもヨガのポーズをすれば、背中の痛みも消えていくでしょう」 けれども毎朝ヨガをするように自分を仕向けることはついにできませんでした。
新月のパワーが一年に一回、非常に強くなる時期を、私は「最大パワー周期」と呼んでいますが、あれから2年後の最大パワー周期の日、私はこんな願いごとをリストに加えました。「背中が元通り健康で強くなるように、毎朝最低4分、ヨガをすることを少しも負担に感じない私になりますように」そして、そんな願いごとを書いたこともすぐに忘れてしまいました。
それから3ヵ月後のある朝、私は不思議な気分で目覚めました。朝の紅茶を飲みながら、前の晩に私のクライアントが言った言葉や、その頃漠然と感じていたもろもろのことを考えていました。そして次の瞬間、まったく唐突に、私はリビングルームの床に座り、ヨガを始めたのです。「ヨガをしなくちゃ」といった気持ちはまったくなく、ただ何の抵抗もなく、ヨガのポーズをしている自分に気がついたのです。
それから10日ほど、私は毎朝ヨガをするようになり、友達にこう言いました。
「毎朝ヨガをやっているんだけど、何だか背中の状態が悪化しているの」友達にはそんな運動はすぐにやめたほうがいい、きっと間違った運動をしているに違いない、と忠告されました。けれども私にはなぜか、毎朝運動をすることで確実によい方向に進んでいるという気がしたので、そのまま運動を続けたのです。
1週間後、遠方に住む友人がニューヨークにやってきて、私に背中を強化する正しい運動の方法を伝授してくれました。教わったとおりに運動を始めると、すぐに効果が現れ、それから4ヶ月もすると、私の背中の痛みはすっかり消えていました。
この出来事があってから、新月の豊かな恵みの中でも、願いごとを実現するパワーはまるで魔法のようで、人の「自分を律する厳しさ」や「鉄の意志」の代わりをしてくれるということに、私は身をもって気づいたのです。
月のもつ"女性的エネルギー"(磁石のようにひきつけ、自発的な気持ちを促す月のパワー)を生かすことは、ダイナミックな力と意志で強引に引っ張る"男性的エネルギー"に少しも劣らずあなたの夢を実現してくれる強い味方になれるのです。
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